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生産性を向上、熟練工不足に対応

2011.11.11

工事現場でIT(情報技術)の導入が広がっている。ITを使って施工を効率化し、生産性を高めるとともに、熟練工の不足に備える。災害の防止に役立てようとする動きもある。景気の悪化によって労働需給が緩み、費用対効果の面では逆風となっているが、各社は中長期を見据え、対応を強化している。IT施工導入で先行しているのが道路舗装業界だ。大型建設機械にGPS(全地球測位システム)などを装着し、入力した3次元データどおりに施工する。

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建機のオペレーターは必要だが、豊富な経験が必要だった作業をITが補完するため、熟練工でなくても質の高い施工を可能にする。施工効率が高まり、建機のCO2排出量が減るため、環境に優しい技術として活用する企業も出てきた。ゼネコンでも配筋検査支援システムなどを相次ぎ導入している。国もIT施工を導入しやすいようにルールの見直しなどを進めている。その結果、大手から中堅まで導入企業が広がるとともに、導入メリットの大きい大型現場から、規模のより小さい工事に適用範囲も拡大しつつある。IT施工の導入が進む背景には、生産性向上への要求のほか、熟練工の高齢化・不足による品質低下の懸念がある。また、IT関連機器が普及し、導入コストが下がったことも影響している。