人類にとって、睡眠をとるときがもっとも無用心になるときであり、それを安全なものとするために住居が必要となったことは言うまでもない。やがて人々の生活水準の上昇とともに、住居は財産を保管する場としての役割も担うようになってきた。そして、人々は、夜、寝ているあいだに貴重品を守るためには、それを身の回りに置くのが一番安全だと考えるようになった。ヨーロッパの中世民家では、責重品などの財産はすべて「チェスト」と呼ばれる収納家具に保管していた。
[参考サイト]
玉造の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/osaka/ek_2415_tamatsukuri/
丸太町の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/kyoto/ek_2385_marutamachi/
横堤の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/osaka/ek_2055_yokozutsumi/
洋光台の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/kanagawa/ek_0130_yokodai/
北小金の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/chiba/ek_0500_kitakogane/
のちにチェストには引き出しがつき、タンスのようなかたちのものが多くなるが、初期のものは、単なる櫃状の箱の場合が多く、いざとなったら、この箱ごと担いで逃げるといった代物であった。通常、上部には蝶番がついた殷が設けられ、部屋の片隅に置かれていた。やがて、単なる箱から、浮彫りなどの装飾が施され、インテリアのひとつとなるとともに、椅子などの、他の役割を果たすものも出てきて、細長いものの場合、その土に藁布団などを敷いて寝るようになった。これにより、チェストは収納家具としてばかりでなく、ベッドとしても用いられるようになり、一石二鳥の役割を果たす家具となった。ベッドは、古代エジプトの時代にすでに用いられていたとされており、正確な意味では、もっと早い段階にベッドは存在していたが、ベッドが一般民家の家具として普及したという意味では、貴重品を収納していたチェストがベッドのはじまりと考えてもよいだろう。ちなみに、わが国の「納戸」の歴史も、チェストの歴史と似ている。納戸は、もともと寝室として用いられていた個室だが、そこに貴重品を保管するようになり、やがて寝室としての機能が失われ、ただの物置きに変化した。今でも一部地域では、「寝室」を「納戸」と呼んでいるところがあるが、それはこの名残りである。